ロシア国営通信社のスプートニクによると、同国の鉱業企業である「セーベルヌィ・プリースキー社」が北朝鮮で金鉱開発に乗り出す計画だと報じた。
同企業は、ロシア極東のマガダン州にあり、同州やサハ共和国で鉱山開発や地質調査を行っているが、北朝鮮代表団が、系列会社のジュリエッタ金鉱の視察に訪れた席で、親会社の「オムスク鉱山地質」のアンドレイ・ラシン社長が次のように語った。
「北朝鮮の咸鏡南道(ハムギョンナムド)での金鉱開発に乗り出す予定だ。北朝鮮では初めて行う事業だが、金(ゴールド)を含む高価なレアメタルが埋蔵されていることを期待している」
この計画について、マガダン州天然資源部のウラジミール・マティキン長官も「今回のロシア鉱山企業の北朝鮮鉱山開発事業が、ロシアと北朝鮮の協力発展のいい足がかりになるだろう」と期待している。