北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、金正恩第1書記が、三泉ナマズ養殖工場を現地指導したことを報じた。

三泉ナマズ工場を現地指導する金正恩氏(2015年12月16日付労働新聞より)
三泉ナマズ工場を現地指導する金正恩氏(2015年12月16日付労働新聞より)

同通信によると、金正恩氏は同工場を世界的なナマズ養殖工場に転変させるための課題を提示し、「(三泉ナマズ養殖工場は)金正日総書記が残した愛国遺産の一つ」としながら次のように述べた。

「軍人と人民においしくて栄養価の高いナマズを供給できるようになったことがとてもうれしくてすべての心配事を忘れて明るく微笑んでいた総書記の慈愛深い姿が目の前に生き生きと思い浮かぶ」

三泉ナマズ工場を現地指導する金正恩氏(2015年12月16日付労働新聞より)
三泉ナマズ工場を現地指導する金正恩氏(2015年12月16日付労働新聞より)

同通信の日本語版では割愛されているが、金正恩氏は「三泉ナマズ工場の膨大な近代化工事を、朝鮮労働党第7回大会が開催される翌年10月10日まで、いくらでも終える」と述べ、来年5月の開催が予定されていた朝鮮労働党大会が10月10日の延期されたことが明らかになった。

現地指導には、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)氏、朴永植(パク・ヨンシク)氏、ソ・ホンチャン氏、呉秀容(オ・スヨン)氏、趙甬元(チョ・ヨンウォン)氏が同行した。

朝鮮中央通信の報道全文は次の通り。なお、日本語版に割愛された部分を太字で付け加えた。

金正恩元帥が三泉ナマズ養殖工場を世界的水準のナマズ養殖工場に転変させるための課題を提示

【平壌12月16日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党第1書記、共和国国防委員会第1委員長、朝鮮人民軍最高司令官の金正恩元帥が、三泉ナマズ養殖工場を現地で指導して養魚の主体化、科学化、集約化、工業化が最上の水準で実現された世界的なナマズ養殖工場に転変させるための課題を提示した。

金正恩元帥は、革命事績教育室を見て回った。

三泉ナマズ養殖工場は、金正日総書記の直接的な発起と細心な配慮によって苦難の行軍、強行軍の時期に建てられた工場、総書記が残した愛国遺産の一つであると述べた。

金正恩元帥は、金正日総書記と共に工場を訪れた日を感慨深く回顧し、軍人と人民においしくて栄養価の高いナマズを供給できるようになったことがとてもうれしくてすべての心配事を忘れて明るく微笑んでいた総書記の慈愛深い姿が目の前に生き生きと思い浮かぶと胸熱く語った。

三泉ナマズ養殖工場の幹部と従業員が金正日総書記の崇高な念願を一時も忘れず、より多くのナマズを養殖して総書記の指導業績をとわに輝かさなければならないと述べた。

金正恩元帥は、三泉ナマズ養殖工場の各所を見て回りながら養殖および経営活動の状況を詳しく調べ、工場を世界的水準のナマズ養殖工場に転変させるうえで提起される課題を提示した。

三泉ナマズ養殖工場が位置している地域はわが国で有名な温泉地帯であるだけに、温水性魚であるナマズの養殖に理想的なところであるとし、工場を世界的なナマズ養殖拠点に転変させなければならないと強調した。

科学的な経済的打算に基づいて三泉ナマズ養殖工場の養殖能力を現在より著しく高められるように、ふ化場と屋内・屋外池をもっと建設し、近代的な膨化飼料生産拠点を築くことをはじめ工場の物質的・技術的土台を強化するための大胆かつスケールの大きい作戦を繰り広げなければならないと述べた。

温泉水の源が豊かな工場の周辺に能力の大きい貯水池を新しく建設するだけでなく、水の再循環システムも確立しなければならないと語った。

三泉ナマズ養殖工場をわが国のナマズ養殖工場の中で養殖能力も最高、養魚の主体化、科学化、集約化、工業化の水準も最高である工場に転変させなければならないとし、そのためには平壌ナマズ養殖工場と5月9日ナマズ養殖工場の現代化の過程に収められた成果と経験を積極的に取り入れて養殖と経営活動の知能化、情報化、デジタル化、オートメ化、機械化を最上の水準で実現しなければならないと指示した。

敬愛する金正恩同志は、国のいたるところで起こっている驚異的な成果は、決して条件が良いからではなく、党の政策を決死貫徹しようとする千万軍民の精神力が生んだ誇らしい結実としながら、大衆の無尽蔵な精神力を総発動するうえにおいて、党政治事業の火力を集中して、それらを党政策貫徹へと力強く起こせば、三泉ナマズ工場の膨大な近代化工事を朝鮮労働党第7回大会が開催される翌年10月10日まで、いくらでも終えるとおっしゃった。

科学技術普及拠点と文化厚生施設も遜色なく整えなければならないと述べた。

金正恩元帥は、三泉ナマズ養殖工場の幹部と従業員が朝鮮労働党が与えた課題通りに当該部門の科学者、技術者、設計士、建設者と力を合わせて工場を一日も早く世界的水準に現代化し、近い年間にナマズ養殖量を飛躍的に増やすことによって金正日総書記の愛国・愛民の不滅の指導業績を高い養殖成果で輝かしていくことを願うと鼓舞した。

黄炳瑞、朴永植、ソ・ホンチャン、呉秀容、趙甬元の各氏が同行した。

    関連記事