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中国共産党は北朝鮮の女性音楽グループ「牡丹峰(モランボン)楽団」を引率してきた朝鮮労働党との高官どうしの会談の写真をホームぺージから削除した。北朝鮮側が楽団に公演を「ドタキャン帰国」させたことに対する中国側の不満の表れとみられる。

ドタキャン帰国の理由は今もって不明だが、説得力を帯びて語られている見方のひとつが、金正恩氏の「水爆保有」発言が問題になったというものだ。この発言に中国側が不快感を示し、公演を観覧する幹部を大幅に格下げ。これに激怒した金正恩氏が「報復」に出たとする見方だ。

これが事実であれば、何ともガッカリな話だ。

北朝鮮の行動が幼稚なのは言うまでもないが、筆者はむしろ、中国側の大人気なさを指摘しておきたい。

なぜ、中国側が大人気ないのか。それを知るにはまず、北朝鮮の核問題を巡る「不都合な真実」を認識する必要がある。