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突如、ガソリンに火が付き、大爆発が起きた。農民たちは、逃げる間もないままに次々に炎に飲み込まれていった。原因は定かではないが、現場の一人がタバコを吸っていたのかもしれない。

農村支援戦闘に駆りだされていた住民たちが、鎮火作業に当たったが、火の手の勢いは収まらなかった。近隣の新義州(シニジュ)市の当局は、大々的に動員令をかけて、工場、企業所、機関の男性たちが動員され、鎮火作業に当たった。

ガソリンを止めて、パイプラインの中まで水を入れて鎮火作業を続けた結果、翌朝になってようやく火は収まった。現場からは110体以上の遺体が収容されたという。長時間、焼かれたせいで、もはや原型をとどめておらず、真っ黒な炭の塊があたり一面にゴロゴロと転がっていて、地獄絵図そのものだった。