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北朝鮮外務省12日、国連安全保障理事会の公式会合(10日)で自国の人権侵害が取り上げられたのは「米国の策動」であると非難するスポークスマン談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

談話は、米国のパワー国連大使の要請で2人の脱北者が会議場に姿を見せたことに触れ、「われわれに対する国際的圧迫の雰囲気を鼓吹してみようとあがいた」と指摘。

安保理に対しても「権能外のことにまで干渉して時間を費やすのではなく、世界の平和と安全を脅かす焦眉の問題の処理に集中すべき」として、米情報当局によるテロ容疑者らに対する拷問や、米韓合同軍事演習などの問題を取り扱うべきだと要求した。

談話はその上で、国連での人権問題追及に対しては「高度の警戒心を持ってあくまで強硬対応する」と警告した。