北朝鮮が、11月25日に発効した新たな「米韓原子力協定」に噛みついている。国営メディアである朝鮮中央通信が5日、協定が「北東アジア地域の情勢をより激化させる」として非難する論評を出したのだ。

このほど42年ぶりに改定された米韓原子力協定で、アメリカは韓国が使用済み核燃料の再処理やウラン濃縮を行うことを一部認めた。

これに対し北朝鮮は、「(韓国は)今まで秘密裏に強行してきた使用済み核燃料の再処理とウラン濃縮を今後、いちだんと露骨に行いながら核兵器の開発をより合法化できるようになった」と指摘。米国こそは「核拡散の張本人」であると非難している。

この主張を聞いたほとんどの人は、「どの口が言っているのか」と思うに違いない。国際社会の制止を振り切って核開発に突き進み、北東アジアの安定を乱してきたのは北朝鮮の方だ。

しかし少し歴史をさかのぼってみると、この主張がまんざら故なきものでもないことがわかる。