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北朝鮮東岸部の元山(ウォンサン)にある葛麻(カルマ)飛行場で今年10月初め、金正恩第1書記の視察直前に爆発物が見つかる出来事があったと、米政府系のラジオ・フリー・アジアが4日、平壌の情報筋の話として報じた。発見を受けて、7日に予定されていた視察は中止されたという。

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7月、葛麻飛行場で行われた空軍戦闘飛行術競技大会。金正恩氏が視察した/2015年7月30日付労働新聞

RFAによると、爆発物が発見されたのは視察前日の10月6日。朝鮮労働党組織指導部行事課の指示を受け、国家安全保衛部が行った検閲で発見された。それに先立ち、護衛総局が行った検閲では発見されていなかった。

爆発物が見つかったのは屋内カウンター上部の天井裏で、箱の中にTNT火薬200グラムのパッケージ100個が入っていたという。

父・正日氏には暗殺未遂説も

また、別の情報筋はRFAに対し、保衛部はなおこの件を捜査中で、犯人はみつかっておらず、現場保存のためカルマ飛行場は正常運営ができない状態だと語っている。