このような金第1書記の恐怖政治を見る限り、馬園春氏の立場も絶望的と見られていたが、2月には「革命化」を受けているとの情報が浮上した。革命化とは、一時的に地方の農場や工場へ送られ思想面での再教育を強いられる、ある種の島流しのような処分で、場合によっては復帰もあり得る。そして先々月、大方の予想よりも早く馬氏は中央に復帰した。
ハコモノ行政で成果をあげるのが大好きな金第1書記からすれば、建築関係のプロフェッショナルである馬氏は必要不可欠な人材だったのかもしれない。
ただし、何事もなく復帰とはいかなったようだ。
今月1日の労働新聞は、少年宮殿を現地指導した金正恩氏と随行した馬園春氏の写真を1面で掲載した。それを見ると、馬園春氏は昨年と比べると明らかに激ヤセしている。
【参考記事】動静が途絶えていた金正恩氏の側近が激ヤセして復帰
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