韓国の聯合ニュースは2日、北朝鮮の黄炳瑞(ファン・ビョンソ)氏が、治療のために中国を訪問したと報じた。
黄炳瑞氏は、朝鮮労働党組織指導部第一副部長として、2013年に張成沢(チャン・ソンテク)氏の粛清・処刑に深く関わった人物だ。現在の肩書きは、朝鮮人民軍総政治局長だ。
8月に起きた地雷事件をめぐる南北高官会談には、北朝鮮側の代表として金養建(キム・ヤンゴン)氏とともに出席するなど、金正恩氏の信頼を受けていると見られる。しかし、先月14日以後は、動静が途絶えたいた。
聯合ニュースによると、黄氏は脊椎の手術のために訪中した可能性があると報じている。痛めた原因としては、北朝鮮の幹部らは行事では長時間立っていなければならないことから、腰を痛めるケースが多いという。
治療後は、北朝鮮に戻ったという。