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朝鮮日報など韓国の主要メディアは2日、北朝鮮の金正恩第1書記の叔母に当たる高英淑(コ・ヨンスク)氏が、韓国在住の複数の脱北者に名誉を傷つけられたとして、損害賠償を求める訴訟をソウル中央地裁に起こす予定であると報じた。高氏とその夫から訴訟代理人に選任されたとする弁護士、康容碩(カン・ヨンソク)氏の話として伝えた。

英淑氏は1998年、夫のリ・ガン氏と共に米国へ亡命したとの情報がかねてから伝えられていた。これまで公の場に登場したことはなく、今回の報道が事実ならば、動静が明らかになるのは初めて。

一連の報道によれば、リ・ガン氏が最近、ソウルを訪れ、自分と妻のパスポートのコピーなど必要書類を添えて委任状を作成し、康弁護士に手渡したという。

大阪出身の元在日朝鮮人

英淑氏夫妻が訴えるのは、韓国国内のテレビ番組などによく出演する北朝鮮の元国家安全保衛部要員や元首相の婿、元外交官の3人。高英淑氏が正恩氏の異母兄、正男(ジョンナム)氏を追い出したり、金正日総書記の裏金で賭博や整形手術をしたりしたなどと述べたことが虚偽に当たり、名誉を傷つけられたという。