故金日成氏と正日氏が提唱した「チュチェ農法」は、地域の気候、特性などをまったく考慮しない非科学的な農法で、伝統的な経験農法からもかい離していた。

例えば、「農地が足りなければ山地を切り開けばよい」としたために、山林の保水力が破壊され、水害の慢性化や国土の砂漠化を招いたとされる。

それでも「偉大な首領様と将軍様」が考え出した農法だけに、誰も否定したり修正したりできず、毎年同じ失敗を繰り返す悪循環の中で、北朝鮮の農業が構造的問題を抱え込むことになった。