北朝鮮が28日午後、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を行ったが、結果は失敗だった模様だ。
韓国の聯合ニュースなどは韓国政府筋の話を元に「28日の午後、北朝鮮が東海(※日本海)でSLBMの発射実験を行った兆候が捕捉されたと聞いている。ミサイルの保護膜カバーの破片が海上で捕捉された」などと報じた。
政府消息筋はまた、「ミサイルが飛んだ形跡は確認されておらず、カバー片のみが見つかった。SLBMの発射実験が行われたが、失敗だった可能性が高い」と述べたという。
その後の情報によれば、破片が発見された海域はミサイル潜水艦の建造が行われている咸鏡南道(ハムギョンナムド)の新浦(シンポ)造船所の沖合。北朝鮮は、今月11日から来月7日まで、日本海側の元山(カンウォン)沖に航行禁止区域を設定している。北朝鮮はさらなるミサイル発射を行う可能性もあり、韓国軍当局は北朝鮮軍の動きを注視している。
北朝鮮は5月、金正恩第1書記の立ち会いの下、初の潜水艦弾道ミサイルの射出実験に成功していた。