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北朝鮮の朝鮮人民軍西南戦線司令部は22日、韓国領の延坪島に対する砲撃から5年になるのを前にスポークスマン談話を発表。韓国軍が23日に延坪島周辺で海上射撃訓練を実施すれば「無慈悲な応懲報復を加える」と警告した。朝鮮中央通信が伝えた。

朝鮮人民軍は2010年11月23日、韓国軍の黄海での海上射撃訓練に反発し、民間人が居住する延坪島を砲撃。韓国軍の兵士2人が戦死し、民間人2人が犠牲になった。1953年の朝鮮戦争休戦後、北朝鮮側の砲撃により、韓国で民間人の犠牲者が出たのは初めてだった。

韓国軍はこの事件以降、毎年11月23日に合わせて訓練を行ってきている。

談話は、韓国軍は5年前、北朝鮮側の事前通告を無視して北側領海に向けて射撃訓練を行ったと主張。それに対する報復の砲撃により、延坪島は「死の亡霊が徘徊する地獄」と化したとしている。

その上で、「11月23日に西海(黄海)のホット・スポット・エリアでわが軍水域を目標とした南朝鮮軍部の海上射撃が強行される場合、5つの島の水域に対するわが西南戦線軍部隊の無慈悲な応懲報復が加えられるだろう」と警告している。

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一方、韓国の朴槿恵大統領は23日、ソウル市内の戦争記念館で開かれた砲撃事件の追悼式典にビデオメッセージを寄せ、軍に対し「完璧な軍事対応態勢を確立し、いかなる威嚇と挑発にも揺るぎなく対応しなければならない」と述べた。韓国の大統領が延坪島砲撃事件の追悼式典にメッセージを送るのは初めて。