故金正日氏が、クロマグロなど高価な食材や高級ブランデーを好んだことはよく知られている。その後継者である金正恩第1書記も、北朝鮮の一般住民には想像もできないほど優雅な生活を送っている。
例えば、正恩氏と李雪主夫人はスイス製のペア・ウォッチを愛用している。雪主夫人も某有名ブランドのクラッチバッグを愛用するなど、夫婦揃って海外ブランドに相当なコダワリを持っているようだ。そのくせ、正恩氏は国民に対しては輸入品に頼る「輸入病」をなくせ、と口酸っぱく言い聞かせている。
正恩氏と親しく、訪朝経験のある元NBAのスーパースターのデニス・ロッドマン氏によると、夫妻には主愛(ジュエ)という娘がいるが、育児のためにドイツから最高級粉ミルク「アプタミル」を輸入して飲ませている。
自宅には米国製の「電動ゆりかご」、さらにドイツ製のサウナまで備えていることが韓国の情報機関「国家情報院」によって報告されている。
まさにぜい沢し放題の金正恩氏。そんな正恩氏の生活にも、不便さを強いられている部分のあることが明らかになった。最高指導者の身辺を守る「護衛総局」の関係者からもたらされた正恩氏のトップシークレットーーそれは金正恩氏の「トイレ事情」である。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面実は、金正恩氏は一般のトイレを使用出来ないという。理由は警護上の問題以外にもいくつかあり、「権威を守る」こともそのひとつだそうだ。頻繁に現地指導に出かける正恩氏には、不便なことこの上ないだろう。
では、外出時にはどのように用を足すのかと言えば、専用車のベンツに「代用品」を載せて移動しているという。
正恩氏は国内メディアに自分を「最高尊厳」と呼ばせ、権威を守るのに余念がない。しかし、トイレの「代用品」を持ち歩いているなどと国民に知れたら、そんな努力も水の泡だ。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面正恩氏はもっと肩の力を抜いて、普通の人々と同じように用を足せばよい。そのついでに、いっそ国の運営そのものも「普通」にしてほしいものだ。