脱北者7人がメコン川を渡りタイに不法入国し警察当局に逮捕されたとタイの英字紙「バンコク・ポスト」が伝えている。

脱北者7人が身柄を拘束されたタイのノンカイ県サンコム地区。左がタイ、右がラオス(画像:Axel Drainville)
脱北者7人が身柄を拘束されたタイのノンカイ県サンコム地区。左がタイ、右がラオス(画像:Axel Drainville)

中国、ラオス、タイを経由

タイのメディアによると、7人は17日夜にラオスから船でメコン川を越えて、タイのノンカイに到着した。警察が不審に思い職務質問をしようとしたところ、船主は川に飛び込んで逃走。船に乗っていた22歳から75歳までの男性3人と女性3人も一様に川に飛び込んだが、すぐに警察に身柄を確保された。

米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、彼らは1万5000バーツと少額の人民元を持っていたが、パスポートなど身分を示すものは持っていなかったが、取り調べで北朝鮮住民だと語っているとのことだ。彼らは5日前に脱北し、中国からバスに乗ってラオスまで移動し、タイ国境までやって来た。

タイの移民法では不法入国者に対して2年以下の懲役または2万バーツ以下の罰金に処すると規定している。しかし、タイ政府は、韓国政府の要請で、脱北者の場合は移民局収容所にしばらく収容後、少額の罰金を支払わせた上で、韓国や第三国への出国を認めている。

タイのノンカイ県は、メコン川を挟んでラオスの首都ビエンチャンと向き合っている。タイとラオスの交通の要衝で、交通量が非常に多い。一方で、彼らが密入国した同県のサンコム地区はノンカイ中心部から北西に80キロ離れた人口希薄地帯だ。

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