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米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、彼らは1万5000バーツと少額の人民元を持っていたが、パスポートなど身分を示すものは持っていなかったが、取り調べで北朝鮮住民だと語っているとのことだ。彼らは5日前に脱北し、中国からバスに乗ってラオスまで移動し、タイ国境までやって来た。

タイの移民法では不法入国者に対して2年以下の懲役または2万バーツ以下の罰金に処すると規定している。しかし、タイ政府は、韓国政府の要請で、脱北者の場合は移民局収容所にしばらく収容後、少額の罰金を支払わせた上で、韓国や第三国への出国を認めている。

タイのノンカイ県は、メコン川を挟んでラオスの首都ビエンチャンと向き合っている。タイとラオスの交通の要衝で、交通量が非常に多い。一方で、彼らが密入国した同県のサンコム地区はノンカイ中心部から北西に80キロ離れた人口希薄地帯だ。