「穏城郡とセビョル郡から『中央党5課対象』として若い女性3人が選ばれて、中央に連れていかれた。彼女たちは夫と死別、または離婚した女性で1〜2人の子どもがいる30歳未満の女性だ」
情報筋によると、北朝鮮当局は1980年代初頭まで、全国の各行政区から若い女性を選び高位幹部の看護師やマッサージ係として配置していたという。また、女性たちの子どもは「名門学校の康盤石革命学院に送られる」とのことだ。
しかし、1980年代中頃に故金正日総書記の指示によって護衛総局に軍楽隊と芸術宣伝隊が組織されてからは、「子どもがいる女性は『5課対象』として選ばれなくなり、『喜び組』も護衛総局の芸術宣伝隊員の中から選抜されるようになった」と情報筋は説明した。
選抜されるには身体検査も
一方、慈江道(チャガンド)在住の別の情報筋は「80年代以後も女性たちが連れて行かれた」と明かす。