韓国の人々は「たかがドラマぐらいで…」との反応を示したが、北朝鮮において金一族を冒涜する行為は「万死に値する」もので決して許されない。
両江道の情報筋は「このドラマ(ツツジの花が咲くまでに)のストーリは知らないが、命がけで見るほどのものなのか?」とRFAに逆に質問するほど、具体的なドラマの内容はまだ知られていないようだ。
昨年末、北朝鮮はハリウッド映画「ザ・インタビュー」に対しても金正恩氏を誹謗中傷したと非難しながら、住民に対して「絶対に見るべからず」と警告を発した。ところが、映画の説明をしなかったために、かえって住民の好奇心を誘発するという皮肉な結果を生んでしまった。
今回の事件に関する、両江道当局の対応は、その反省を踏まえたものかもしれないが、「ツツジの花が咲くまでに」に対する住民の好奇心が高まるのは時間の問題だろう。実際、平壌の大学生の間ではこのドラマが流行し、見た学生が収容所送りになっている。