一部はアフガニスタン当局によって入国を拒否されたものの、1500人の信者が入国した。彼らが現地で攻撃的な布教活動を行った結果、現地の人々から反感を買い、イスラム教の聖職者500人が「布教活動を行っている韓国人を国外追放せよ」とデモを行うほどだった。
保守プロテスタントとは何ら関係ない現地在住の韓国の民間人やNGO関係者は、身の危険を感じて対策本部を設置、反韓感情の高まりで180人が一時的に避難を余儀なくされるなど、各方面に大迷惑をかけた。
ところが布教グループの代表は「問題の責任はアフガニスタン、韓国両政府にある」と自らの責任を全く認めない態度を取ったため、韓国国内でも猛烈な非難の声が上がった。
こうした独善的な態度と狂信的な布教活動が、取り返しのつかない悲劇を生む。
タリバンにより拉致・殺害
2007年7月、保守プロテスタント系の教会の牧師と信者23人が、布教活動を行うためにアフガニスタンのカンダハルに向かう途中で、タリバンに拉致された。タリバンは「韓国軍をすべて撤収させ、収監されているタリバンのメンバーを全員釈放しなければ人質を殺害する」と脅迫した。
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