事件が起きたのは2013年2月。ソウル市内で、ある仏教の僧侶がソウル市内のドーナツ店に入ろうとしたところ、いきなり店員でもない女性がドアの前に立ちはだかり言い放った。
「この店はプロテスタントだから入るな!」
僧侶はこの顛末をSNSで暴露し、投稿はあっという間に広がった。ネット上では保守プロテスタントに対する怒りが広がり、店側は「我々は関係ない、他人がやったことだ」と釈明に追われた。
入店拒否とは違うが、仏教徒や無宗教者に対する保守プロテスタント信者の強引な布教活動が問題になることは韓国では日常茶飯事だ。
地下鉄に乗っていた仏教の女性僧侶に、保守プロテスタント信者が近づき、「このままでは地獄に行く、神を信じなさい、今日は僧侶4人に布教を行った、(他宗教を信じていることが)かわいそうだからやっただけだ。誰が坊主なんかに教えを説くものか」などとしつこく布教する様子が動画に撮られ、ネットで公開されて炎上した。
イスラム教の存在を許さない
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面米国では、性的少数者の入店や注文を拒否して逮捕されたり、社会的に非難される店員や店主が後を絶たないが、韓国でも同様の事件が起きている。