韓国と北朝鮮の宗教関係者が参加する「南北宗教人平和大会」が9、10の両日、北朝鮮・金剛山で開催された。南北の宗教関係者による共同行事は、2011年9月に平壌で行われて以来、約4年ぶり。
聯合ニュースによれば、韓国の宗教7団体がつくる韓国宗教人平和会議の会員150人と北朝鮮の宗教団体の協議体、朝鮮宗教人協議会の会員50人が参加。南北の宗教家が互いの信仰を尊重し、「頻繁な交流を通じて自主的な統一運動を進める」とする共同声明を採択した。
また、声明は「日本が独島を強奪することに狂奔し、憲法9条を廃棄し、軍国主義の道に走っている」とし、国際社会と連帯して日本に抗議を続けて行くとしているという。
行事では、北朝鮮が韓国人宣教師らをスパイ容疑で拘束している問題については、言及されなかった模様だ。