中朝国境を流れる鴨緑江に面した北朝鮮の都市、新義州(シニジュ)市。新築マンションが多数建てられ、不動産ブームが到来していることは対岸の中国からも確認できるほどだ。
一方、中心市街地から3キロ南にある「南新義州」では、不動産価格の下落が続いていると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じる。
ナンバー2粛清でマンション価格下落
匿名の北朝鮮住民が明かしたところによると、2010年頃まで、南新義州の2部屋付きのマンション価格は3000~4000ドルだったが、2013年には1万ドルまで高騰した。新しく建設されていた「新鴨緑江大橋」の開通が見込まれたからだ。