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こうして見ると、この人々が姿を消した時期が4月から6月に集中しているのがわかる。ちょうど、正恩氏が玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)前人民武力相を「ミンチ」にして処刑した時期だ。また、正恩氏がスッポン養殖工場を訪れて激怒し、支配人を銃殺させたのもこの頃だ。

もしかしたらこの時期に異変が起きていたのは、正恩氏自身の内面だったのではないか。

さらに言うなら、韓国メディアで亡命説が浮上した大物将軍、パク・スンウォン朝鮮人民軍上将の名前も葬儀委には入っていない。亡命が事実なら、北朝鮮の軍事機密は筒抜けと言われるほどの重要人物だ。それだけに北朝鮮はパク氏の亡命を「でっち上げだ」としており、それを証明するチャンスだったにもかかわらず、名前は入らなかった。

これらの人物が葬儀委に入らなかった代わりに、リストにはかなり意外な名前が載っている。キム・ジョンチョル。正恩氏の実兄、正哲氏と同じハングル綴りの人物である。過去のデータを見る限り、今回の葬儀委に名を連ねるほどの重要人物の中に同姓同名は見当たらず、正哲氏である可能性は低くない。