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もちろん、他の理由で葬儀委から排除された可能性も、まったく排除されるわけではない。崔龍海氏は過去、収賄や変態性欲スキャンダルの醜聞に塗れ、地方に放逐されたこともある人物だ。もしかしたら李乙雪が、個人的には顔も見たくないほど嫌っていたということもあり得る。

ただ、崔龍海氏と同じパルチザン2世の呉日晶(オ・イルチョン)党民防委部長をはじめ、葬儀委に選ばれて当然と思われる人々の名前がいくつも欠けており、リストが正恩氏の側近グループの「異変」を示している可能性を考慮しないわけには行かない。

現時点までに、デイリーNKジャパンの独自調査で浮上した崔龍海氏以外の名前を列挙すると、次のようになる。末尾は、最後に北朝鮮メディアの報道で公式活動が確認された時期。

◆金春三(キム・チュンサム)第1副総参謀長兼作戦局長 4月

◆韓光復(ハン・クァンボク)党科学教育部長 6月

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◆安政秀(アン・ジョンス)党軽工業部長 5月

◆呉日晶(オ・イルチョン)党民防委部長 6月

◆李載佾(リ・ジェイル) 党宣伝扇動部第1副部長 8月

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◆崔英健(チェ・ヨンゴン)内閣副総理 2014年10月

上記のうち、崔英健氏については今年5月に銃殺されたとの説がある。また、4月9日の第13期最高人民会議第3回会議で「職務移動」を理由に国防委員会委員を解任された朴道春(パク・ドチュン)党中央政治局委員の名前も葬儀委のリストにはない。