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白頭山発電所の建設工事は国家的なプロジェクトにもかかわらず、政府はまともな予算を投資しなかった。当然、資材は不足するが、建設にあたった金日成社会主義青年同盟の中央本部の職員が全国を渡り歩き資材をかき集めて、ようやく完成にこぎつけたという。

ところが、せっかく集めた資材もくず鉄が多く、資材としは不適切だった。工事に使われたセメントも、水力発電所用の高強度セメントではなく、一般建築物用のものが大量に使われているという。

さらに、セメントの混ぜ方や養生にも問題があった。

堤防が破壊するおそれ

砂、砂利の混合が適切に行われず、セメントが固まる前にどんどん積み上げて堤防を作ったため、「す」が入ってしまった。ダムに水を貯めると、堤防の内部の「す」に水が染みこみ、水圧で堤防そのものが崩壊するおそれが非常に高い。