先週末から今日にかけて、安倍晋三首相と中国の李克強首相がソウルを訪問。韓国の朴槿恵大統領を交え、3カ国と2国間での首脳会談を行った。
歴史問題で関係がこじれていた日韓・日中の首脳が一堂に会したことは良かったのだろうが、肝心の中身の方は、やはり物足りないと言わざるを得ない。
北朝鮮問題に関する部分は、特にそうだ。
3カ国の共同宣言では「朝鮮半島での核兵器開発に関連する国連安保理決議や6カ国協議共同声明が忠実に実施されるべきとの認識を共有。緊張を引き起こすいかなる行動にも反対」するなどとしているが、こんなのは会って話すまでもない、当たり前のことである。
北朝鮮の金正恩氏に対し、ある意味で「死刑宣告」を下したとも言える米韓首脳会談と比べたら、1万分の1ほどの迫力もない。