連載の上編でも述べたとおり、北朝鮮レストランの中には地元資本との合弁で運営されているものがある。その場合、北朝鮮側は従業員らの人件費を負担することで出資に替えているため、彼女らが稼ぎ出した利益は原則として、本国の親会社に入るわけだ。

ちなみに東南アジアの北朝鮮レストランについては、現地で貿易業を手がける「大聖総局」の現地法人が運営しているとの情報もある。大聖総局は「金正日秘密資金」を管理する朝鮮労働党39号室の傘下の組織だとされている。

北朝鮮レストランの女性従業員らの海外での労働期間は、一般的には2~3年で、出世してマネジャーになるとかなり長期になる場合があるという。

結婚にも有利

しかしほとんどの女性らは短期の海外勤務後に帰国するわけで、その後は国内のホテルや飲食店で働くか、結婚して「寿退職」するのが普通のようだ。

「開かれた北朝鮮放送」に登場した脱北女性は、こう語った。

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