北朝鮮の金正恩第1書記は2014年の新年の辞で「風力、知力、太陽光をはじめとする自然エネルギーを利用し、電力をさらに多く生産せよ」と自然再生エネルギーの重要性を強調した。その言葉とは裏腹に見栄えが派手な大型水力発電所ばかり建設されて庶民達の生活における電力難は一向に解決していない。

商品を売り込む緑色エネルギー合作会社の女性社員(画像:朝鮮新報動画キャプチャー)
商品を売り込む緑色エネルギー合作会社の女性社員(画像:朝鮮新報動画キャプチャー)

デイリーNKジャパンは、金正恩氏が主張するように自然再生エネルギーが大きなポテンシャルを持っていると提言してきた。これに耳を傾けたのかどうかは不明だが、先日平壌で開催された「平壌秋季国際商品展覧会」(見本市)に、ソーラーパネルが出展され注目を集めている。

ソーラーパネルを出展したのは「緑色エネルギー合作会社」。北朝鮮と外国企業との合弁会社のようだが、合弁先や本社所在地は明らかになっていない。

同社のキム・ヘリョン部員は在日本朝鮮人聡連合会(朝鮮総聯)の機関紙「朝鮮新報」のインタビューで、「グリーンエネルギーを積極的に開発、活用せよという金正恩氏の方針に従い、30ワットから280ワットまで8種類のソーラーパネルと太陽光充電調節器も開発、出展した」と語った。

一方、「ソーラーパネルは北朝鮮の国産製品ではない」という指摘も出ている。

米国の北朝鮮専門ニュースサイト「NKニュース」は、専門家の話を引用しながら「中国から輸入した完成品である可能性がある」と報じた。

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