このように、アフリカには北朝鮮と軍事的に深く結びついた国が多い。第4次中東戦争の際に北朝鮮が空軍パイロットの「助っ人」を送ったエジプトも、国連制裁に協力的とは言えない。
東アフリカに位置するウガンダもやはり、そんな北朝鮮の友好国のひとつだ。内陸国で、クーデターや内戦の絶えなかった同国で初めての戦車部隊を訓練したのは、朝鮮人民軍の顧問団だったとされる。近年においても、北朝鮮高官の訪問が続いていた。
ところがそんな「友邦」から、北朝鮮は思わぬヒジ鉄を食うことになった。ウガンダのムセベニ大統領に「国際金日成賞」を授与しようとしたところ、拒否されてしまったのだ。
ボツワナの英断
国父の名を冠した賞を突っ返されてしまうとは、北朝鮮のメンツは丸つぶれである。