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もうひとつの見方は、金正恩氏が軍部や一般住民の支持を得るために、現実を無視して海産物の輸出を禁止したのではないかというものだ。

情報筋は「金正恩氏は軍部隊の視察を頻繁に行い、数十隻の漁船を軍傘下の水産事業所に回すなど、軍人の食の問題を重視してきたが、その漁船で採った海産物はすべて輸出に回され、軍人の口に入ることはなかった」とその背景を説明した。

一方で「軍人に魚をいっぱい食わせろ」と言った指示は、20年以上前の考え方だとこき下ろした。

市場経済の発展で食料事情は改善したものの、一部では依然として餓死者が出る状況の北朝鮮。そのような状況で今回の「飢餓輸出」の停止は英断とも言えるが、市場のメカニズムを無視した急激な措置は、経済発展の障害となりうることを金正恩氏は学ぶべきだろう。