悪名高き北朝鮮の公開処刑は、街なかの競技場、郊外の河原、空き地などで行われる。
処刑は、街に張られたポスターなどで住民に伝えられる。北朝鮮の公開処刑は統治するための「見せしめ」の意味合いが強いため、希望者だけが見るわけではない。子どもを含めた全住民が動員され、処刑を見なくてはならない。
さすがに残虐な公開処刑を見たくない住民は、ワイロを払って動員を免れる。特に「子どもには見せたくない」と考える親たちが多い。
死刑囚は柱や木にロープで縛りつけられ、銃殺刑執行隊が何発かの銃弾を撃ち込む。死刑囚が息絶えたことを確認した後、遺体を柱から外し、袋に詰め込み、そしてトラックに載せてどこかへと運んでいく。
死刑執行人の証言
北朝鮮で、死刑執行を担当したことのある人物が、次のように証言している。
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