※この記事には凄惨な光景の描写が含まれます。

世界の約7割の国で廃止、または事実上廃止されている死刑制度。OECD加盟の34カ国中、死刑制度を事実上存置しているのは米国と日本ぐらいで、EU加盟にあたっても死刑制度の廃止が求められるなど、死刑制度は「遅れた司法の象徴」のように扱われている。

その印象を強めているのが、非民主的な国家における死刑執行数の多さだ。国際人権団体アムネスティによると、2014年に最も死刑執行数の多かったのは中国の2400件、次いでイランの289件、サウジアラビアの90件、イラクの61件、米国の35件だ。(米国以外は推定値)

北朝鮮については、少なくとも50件の死刑執行が行われたと見られているが、当局が統計を公表しておらず実態を正確に知ることは難しい。

人体が原形とどめず

ただ、国連自由権規約で「最も重大な犯罪」に該当しないとされている犯罪にも死刑宣告されており、様々な証言や情報を照らし合わせると、実際には50件より遥かに多いと見るべきだ。