北朝鮮の労働新聞と朝鮮中央通信は22日、過去の歴史問題をめぐり日本の姿勢を非難した。

国連教育科学文化機関(ユネスコ)は10日(日本時間)、中国が世界記憶遺産に申請した「南京大虐殺」に関する資料を登録したが、これに対して安倍政権は反発。ユネスコに対する分担金支払い停止を検討する考えを示している。

こうした日本の姿勢に対して労働新聞は論評を通じて、「日本が過去にアジア諸国の人民を残酷に虐殺した未曾有饑の反人倫的犯罪を働いたことは厳然たる歴史的事実」としながら、「日本のようにこんなに鉄面皮に振る舞う国はない」と非難した。

歴史問題において中国に援護射撃をした形だが、背景には今月10日に開かれた「朝鮮労働党70周年記念行事」に、中国共産党序列5位の劉雲山書記が出席し、中朝関係が修復の兆しを見せていることが考えられる。

朝鮮中央通信の報道全文は次の通り。

「労働新聞」 日本のように鉄面皮に振る舞う国はない

【平壌10月22日発朝鮮中央通信】先日、中国が過去の日帝の南京大虐殺蛮行に関する資料を世界遺産に登録することをユネスコ(国連教育科学文化機関)に申請した。

同機関は、中国の申請文書を慎重に検討した後、それが評価審査基準に完全に合致すると認め、世界遺産に登録することを決定した。

22日付の「労働新聞」は署名入りの論評で、日本が過去にアジア諸国の人民を残酷に虐殺した未曽有の反人倫的犯罪を働いたことは厳然たる歴史的事実であると明らかにした。

論評は、罪を犯したら過ちを悟り、謝罪するのは人倫道徳であり、法的要求であり、慣例であると指摘した。 また、しかし、日本は今もそれと正反対に行動しているとし、次のように強調した。

南京大虐殺蛮行に関する資料の真実いかんに対する専門家らの検証がないと強弁を張っている。

そうかとすれば、自国がユネスコに大金を出して「協力」しているのに同機関が中国の肩を持ったと愚痴をこぼし、当然納めることになっている同機関の分担金まで削減すると挑戦的に振る舞っている。

この世には過ちを犯した国と民族が少なくないが、日本のようにこんなに鉄面皮に振る舞う国はない。

日本は誤算している。いくらこじつけながら歴史を否定してみようとしても、歴史的事実は絶対に隠滅することはできない。

日本はこれを銘記し、遅まきながら自国の罪科を認め、それをすすぐ道に踏み出さなければならない。

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