以前の韓国では、会社から「キムジャンボーナス」が支給されるほど、金も労力もかかるキムジャンだが、北朝鮮でも同じようだ。
白菜250キロ、大根150キロ、キャベツ100キロ、塩15キロ、ニンニク2.5キロ、トウガラシ粉2キロを恵山の市場で買った場合、112万北朝鮮ウォン(約1万6800円)ほどかかる。そこにタラやジジャコを入れるとなるとさらにかかる。
多少値は張るが「来年春までの半年間食べ続けるキムチだから」と奮発する住民も多い。
各地の農場では、キムチ漬け込み戦闘が終わってはじめて、一年の仕事が概ね終わったと実感する。そして、農民たちはのんびりと冬を迎えるのだ。
しかし、8月に水害に襲われ甚大な被害を被った咸鏡北道(ハムギョンブクト)の羅先(ラソン)では、野菜の値段が高騰し、住民たちは「冬をどう乗り切ればいいのか」と弱り切っているという。