米国務省ソン・キム北朝鮮担当特別代表は20日、「米国は、北朝鮮の非核化がない限り、北朝鮮との平和協定の終結にむけた対話をするつもりはない」と明らかにした。

北朝鮮は17日、「朝鮮半島で対決と緊張激化の悪循環を決定的に断つためには(朝鮮戦争)停戦協定を平和協定に変えなければならない」と訴えていたが、改めて米国の対北朝鮮姿勢を強調した形だ。

ソン・キム代表は同日、米上院外交委員会で開かれた「北朝鮮の非核化と人権問題の継続的な挑戦」というテーマの公聴会に出席。「北朝鮮が(非核化よりも先に)平和協定を結ぼうと主張するのは優先順位が間違っている」と述べた。

米国の北朝鮮政策の方向性については「米国は、北朝鮮が核開発と同時に安保と繁栄の実現は不可能だという点を明確にするため、抑止や外交、圧力など取り得るすべての手段を用いている」と説明した。

さらに「北朝鮮は核兵器とその運搬手段(ミサイル)を戦略的に優先しようとしているが、こうした誤った行動では米国から得るものは何もない」と北朝鮮の核開発を批判した。

ソン・キム公聴会後に行われた記者会見の席で、「現時点では、北朝鮮が核実験を準備している兆候は見られない。国連安全保障理事会決議を通過禁止されているだけに、北朝鮮は核実験をするべきではない」と語った。

公聴会には、ロバート・キング国務省北朝鮮人権特使も参加。「人権蹂躙責任者を制裁リストに上げるための努力をしている」と述べる一方、「北朝鮮の閉鎖性のために、北朝鮮の人権蹂躙者究明が難しい」と付け加えた。

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