昨年5月に平壌で起きた「マンション崩壊事故」の責任を取らされて降格処分されていた崔富一(チェ・ブイル)人民保安部長が、大将に復帰したことがわかった。

赤い丸で囲まれた人物が崔富一人民保安部長(資料写真)
赤い丸で囲まれた人物が崔富一人民保安部長(資料写真)

北朝鮮の朝鮮中央テレビが最近公開した記録映画で、崔富一氏は星4つの「大将」の階級章をつけて登場。映像は、労働党創建70周年記念軍事パレードの状況も記録していることから、大将に復帰したと見られる。復帰の時期は不明だが、8月20日に開かれた朝鮮労働党中央軍事委員会非常拡大会議では少将だったことから、それ以後に復帰したようだ。

1944年生まれの崔富一氏は、咸鏡北道会寧市出身で、2013年2月に日本の警察庁長官にあたる「人民保安部長」に任命されたが、昨年のマンション崩壊事故が起きた際、「すべての責任は自分にある」と住民を前にして謝罪し、少将に降格されていた。

今回の崔富一氏の復帰だけでなく、金正恩氏は朝鮮労働党70周年を契機に、それまで粛清・降格させていた幹部達を復帰させている可能性がある。労働党創建日直前には、粛清されたと見られていた馬園春(マ・ウォンチュン)国防委員会設計局長が金正恩氏に随行し、復帰が確認されている。

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