1944年生まれの崔富一氏は、咸鏡北道会寧市出身で、2013年2月に日本の警察庁長官にあたる「人民保安部長」に任命されたが、昨年のマンション崩壊事故が起きた際、「すべての責任は自分にある」と住民を前にして謝罪し、少将に降格されていた。
今回の崔富一氏の復帰だけでなく、金正恩氏は朝鮮労働党70周年を契機に、それまで粛清・降格させていた幹部達を復帰させている可能性がある。労働党創立日直前には、粛清されたと見られていた馬園春(マ・ウォンチュン)国防委員会設計局長が金正恩氏に随行し、復帰が確認されている。