北朝鮮企業が参加する見本市の中で最大の規模を誇る「第4回中朝博覧会」が、15日から中国遼寧省の丹東市で始まった。

今回の見本市には、92の北朝鮮企業のほか、中国、モンゴル、タイ、ベトナム、ロシアなどの企業も多数参加している。

同日午前に開かれた開会式には、平安北道人民委員会のホン・ギルナム副委員長、瀋陽駐在の北朝鮮領事館や丹東駐在の北朝鮮領事部の関係者、遼寧省政府、丹東市政府の関係者、中朝両国の貿易関係者など400人が参加した。

今回の博覧会について、丹東に駐在している、デイリーNKの北朝鮮内部情報筋は「今回の博覧会は中国企業のみならず他の外国の企業も多く参加するので販路開拓が期待される」「保衛部(秘密警察)の監視はないので、精一杯販路を広げるようにと言われた」と語った。

「放射性物質」発見の騒ぎも

また、この日から中国人に限り北朝鮮・新義州(シニジュ)市へのノービザ渡航が開始された。中国政府発行の公民証を持っていれば、特別な手続きなく新義州に入ることができる。

さらに「丹東国門湾互市貿易区」もこの日に開設された。

これは丹東から20キロ以内に住む住民に限り、1日8000人民元の範囲内で北朝鮮から買い付けた商品を販売できるという免税市場だ。同様の市場は中朝国境の東端、吉林省延辺朝鮮族自治州の図們市など、中国全国の77ヶ所に開設されている。

丹東の貿易区で実際に取引が始まるのは、来年4月以降になると思われる。

この市場について情報筋は「外貨稼ぎを至上命題としている北朝鮮の幹部は、この市場を通じて韓国企業との取引も期待しているようで『韓国ともビジネスを行え』と暗に指示された」と伝えた。

一方、フジテレビによると、博覧会に出展している「朝鮮療峰有色金属合営会社」のブースから放射性物質が発見され、ブースが閉鎖させる一幕もあった。

金正恩氏が政権について以降、北朝鮮と中国の関係は悪化の一途をたどっているが、10日に平壌で開催された朝鮮労働党創建70周年を記念する軍事パレードにた中国共産党の劉雲山政治局常務委員が出席し、金正恩氏との会談を行ったことで、中朝関係の改善に期待が寄せられている。

    関連記事