ガルシカ極東発展相を団長とするロシア政府代表団が12日から訪朝。その動向について、朝鮮中央通信が詳細に伝えている。代表団は、盧斗哲(ロ・ドゥチョル)副総理、李龍男(リ・リョンナム)対外経済相らと会談。「朝露親善の年」の閉幕行事にも参加した。

ロシアからはこれと同時に、政権与党・統一ロシアの代表団も訪朝している。

中国とのバランスを意識?

ロシア政府と統一ロシアは、10日に行われた朝鮮労働党創建70周年記念軍事パレードに代表団を派遣していない。パレードはあくまで共産主義政党の記念行事であるため、旧ソ連の共産党独裁から脱したロシアとしては派遣を見送ったものと思われる。

しかし、パレードには北朝鮮と関係が冷却していた中国から、共産党序列5位の劉雲山政治局常務委員が参加。中朝関係の改善がアピールされた。

北朝鮮メディアがロシア政府代表団の動きを詳細に報じるのは、朝露関係と中朝関係とのバランスを取るためと思われる。

ロシア政府代表団の動向に関する朝鮮中央通信の一連の報道は次のとおり。

朝鮮とロシア政府間の貿易、経済・科学技術協力委員会共同委員長らの会談録を調印

 【平壌10月15日発朝鮮中央通信】朝鮮政府とロシア政府間の貿易、経済・科学技術協力委員会共同委員長らの会談録が14日、平壌で調印された。

調印式には、朝露政府間貿易、経済・科学技術協力委員会朝鮮側委員長の李龍男対外経済相、関係者とロシア側委員長のアレクサンドル・S・ガルシカ極東発展相、ロシア政府代表団員、アレクサンドル・マツェゴラ駐朝ロシア大使が参加した。

李龍男とガルシカの両氏が会談録にサインした。---

朝鮮の内閣副総理がロシア政府代表団と面談

 【平壌10月14一発朝鮮中央通信】内閣副総理の盧斗哲同志は14日、万寿台議事堂を表敬訪問したアレクサンドル・S・ガルシカ極東発展相を団長とするロシア政府代表団と面談した。

朝鮮対外経済相とロシア極東発展相が会談

  【平壌10月14日発朝鮮中央通信】朝露政府間の貿易、経済・科学技術協力委員会の朝鮮側委員長である李龍男対外経済相とロシア側委員長であるアレクサンドル・S・ガルシカ極東発展相との会談が13日、平壌の万寿台議事堂で行われた。

会談には、朝鮮側から関係者が、ロシア側からロシア政府代表団員とアレクサンドル・マツェゴラ駐朝ロシア大使、大使館員が参加した。

会談では、朝露両国間の経済・貿易協力をさらに発展させることに関する問題が討議された。―――

朝露親善の年の閉幕行事

 【平壌10月14日発朝鮮中央通信】朝露親善の年の閉幕行事が13日、平壌で行われた。

行事には、李龍男対外経済相、朴明国外務次官、朝鮮ロシア友好協会委員長である金進範・対外文化連絡委員会副委員長、関係者、平壌市民とアレクサンドル・S・ガルシカ極東発展相を団長とするロシア政府代表団、全ロシア政党である統一ロシア総理事会常務委員会委員、連邦会議国際問題委員会副委員長のアンドレイ・クリモフ氏を団長とする同党代表団をはじめとするロシアの賓客、アレクサンドル・マツェゴラ駐朝ロシア大使、大使館員が参加した。

行事では、演説が交わされた。

李龍男対外経済相は、朝露親善の年の期間、双方間に政治、経済、文化など各分野にわたって高位級の往来をはじめ各レベルの代表団の交流と政治・文化行事が活発に行われたことに言及した。

また、ロシアとの関係を変わることなく強化発展させていくのは共和国政府の一貫した立場であるとし、朝露友好・協力関係が今後もいっそう拡大、発展するとの期待と確信を表明した。

ガルシカ極東発展相は、ロシア連邦大統領と敬愛する金正恩同志の深い関心のもと、露朝友好関係は引き続き良好に発展していると強調した。

そして、ロシアは朝鮮半島の平和と両国間の親善関係発展のために努力の限りを尽くすと述べた。

マツェゴラ駐朝ロシア大使は、ロシアで行われた勲功国家合唱団と青峰楽団の合同公演をはじめ、各分野での多面的な交流活動が両国間の同志的で友好的な関係を誇示するのに寄与したことについて語った。―――

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