これから「ハタハタ漁」の季節が到来するが、労働党創立70周年記念日に関連して各種統制が強化されていることもあり、漁民の間では「ハタハタ漁もできなくなるのでは」と、不安が広がっている。
RFAの情報筋は「朝鮮の海なのに、中国漁船しか漁を許されないなんてありえない。漁民たちは『第二の苦難の行軍』が待ち構えている」と怒りを露わにした。
自宅に個人耕作地を持つ漁民は、収穫した野菜でなんとか食いつなぐことができるが、それすらもない場合は完全に生活が行き詰まっている。北朝鮮当局の理不尽な漁業規制は、今にはじまったことではないが、零細漁民は、他の地方の鉱山に出稼ぎに行ったり、市場で商売するなど、漁業から身を引かざるを得ない状況だ。