治安機関は苦しい立場

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一部始終を見守っていた乗客たちにより、このエピソードは「イイ話し」として、北朝鮮の津々浦々に急速に広がったが、人民軍警務部(憲兵隊)、保衛司令部、司法機関などは、苦しい立場に追い込まれていく。

いくら命の恩人とはいえ、麻薬Gメンのパク同志は、中毒者、あるいは常用者と見られるチェ・ヨンギルを無罪放免にしたが、「麻薬を根絶させよ」という金正恩氏の指示に背いたことになる。

しかし、すでにエピソードは全国的に広がっており、当該の警務官のみならず所属部署全体に累が及ぶ可能性もある。情報筋は、「現時点では、この警務官にどのような処分が下されたのかはわからない」と述べた。