北朝鮮の金正恩第1書記は今年5月、「10月10日の朝鮮労働党創立70年記念日までに麻薬犯罪をともかく根絶させよ!」と指示を出した。この指示に基づき、北朝鮮全土で「麻薬取締」が強化されている。
そんな中、麻薬を取り締まる警務官(憲兵)、いわば北朝鮮の麻薬Gメンが、麻薬中毒者に「命を救われる」という仰天するような出来事が起こり、住民達の話題になっていると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。
9月中旬、黄海北道(ファンへブクト)の沙里院(サリウォン)の駅頭で起きた「仰天エピソード」の一部始終を紹介しよう。