北朝鮮の金正恩第1書記と、父親である故・金正日総書記には様々な違いがあるが、最も分かりやすいものとして「飛行機」がある。
金正日氏は大の飛行機嫌いとして知られ、遠いロシアへ外遊する際にも列車を使った。
一方、金正恩氏は正反対で、国内の移動でも飛行機を使う。それどころか、国土が広いとは言えず、諸外国と比べれば外国人観光客もだんぜん少ない北朝鮮国内に、次々に空港を作ろうとしているという。
日本でさえ、無謀な地方空港の建設ラッシュが自治体の財政や航空会社の経営を圧迫したというのに、ただでさえぜい弱な北朝鮮経済にどのようなマイナスをもたらすのか心配になるほどだ。