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骨折部位を固定する釘を打つたびに、血しぶきや肉片が飛び散った。その光景を目撃した記録担当の万寿台芸術社のカメラマンはショックのあまり失神し、担架で運ばれていった。

平壌から救急隊員、人民武力部の担当者がやってきたのは午後2時を過ぎてからのことだった。普段でも人員が足りていない片田舎の病院に、大量の救護部隊が到着し、ようやく治療が本格化しだした。

救護部隊が来たのはありがたかったが、彼らと一緒にやってきた労働扇動隊は腹立たしい存在だった。病院の外に停められた街宣車のスピーカーから四六時中こんな軍歌を流し続けたのだ。