移民局の杜撰な調査で中国朝鮮族に間違われ、国外追放の危機にあった脱北少年が、スウェーデン政府から無事難民資格の認定を受けた。

米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、この青年は北朝鮮の咸鏡北道(ハムギョンブクト)会寧(フェリョン)出身の17歳の少年だ。

少年は、母親を亡くし父親が当局に逮捕されたため、コチェビ生活を余儀なくされていたが、16歳の時に脱北。ロシア経由でスウェーデンに入国後、移民局に難民申請を出した。

ところが、申請は棄却され、国外追放の危機に陥った。

韓国の脱北支援団体やスウェーデン国内の世論は一斉に反発し、再審査が行われることになった。

その結果、移民局が雇った言語分析官(通訳)が、北朝鮮に関する知識が非常に乏しく、少年が中国出身の朝鮮族だと誤った判断を下すなど、調査の過程に問題があったことが判明し、裁判所は強制送還手続きの一時停止を命令していた。

スウェーデン移民局は、先月28日、この青年に対して難民の資格と永住権を付与した。これに伴い、彼はスウェーデン国内での居住と就労が認められ、北朝鮮以外の国には自由に行けるようになった。

彼はシェフになりたいとの夢を実現するために、ストックホルムの料理専門学校に通っているという。

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