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ウガンダの「ニュー・ビジョン」紙によると、ムセベニ氏は金永南氏に「北朝鮮は我が国を長きに渡って援助してくれている。ウガンダ軍初の戦車部隊は朝鮮人民軍が訓練してくれた。両国の間に何の懸念材料もない」などと北朝鮮を持ち上げた。友好関係に亀裂が生じる可能性もあるのに、なぜムセベニ氏は頑なに受賞を拒否するのだろうか。

ムセベニ大統領は、1986年以来の長期政権を保っている。当初は「アフリカのニューリーダー」ともてはやされたが、強権的な政治手法により国際社会から批判される立場となった。

特に厳しい批判を浴びるきっかけになったのは、同氏が推進した「反同性愛法」だ。同性愛行為に対して終身刑を化すことも含めた法案で、2013年に議会で可決、2014年2月にはムセベニ氏が署名、成立した。

日本の藤田駐ウガンダ大使は「日本の同性愛の理解のしかたも、欧米のそれとは異なっている」「日本はウガンダを見捨てない」など、ウガンダの反同性愛法を擁護する姿勢を見せたが、性的少数者の人権侵害に敏感な欧米諸国は非常に厳しい姿勢を取った。