最も拡大したのは中朝国境の“新義州市”

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最も規模が拡大した都市は、中朝国境の交易都市「新義州(シニジュ)」の市場だ。 新義州の市場は、2003年から2014年の間に規模が2.14倍になっている。経済規模の拡大に加え、都市再開発に伴い市場が新築移転したこととも関係があると思われる。

南北軍事境界線に近い「開城(ケソン)」の市場は、2004年から2014年の間に1.16倍に拡大。東海岸の大都市、「咸興(ハムン)」の市場は、2008年から2013年の間で変化がなかった。

全国的に拡大する市場だが、縮小した唯一の例外と言えるのが、北朝鮮でも有数の卸売市場を持つ平安南道(ピョンアンナムド)の平城(ピョンソン)の市場だ。縮小の原因は、北朝鮮当局による「市場統制」だ。

北朝鮮の市場は、90年代後半の大飢饉「苦難の行軍」以降、庶民主導で拡大・発展してきたが、2009年から2010にかけて北朝鮮当局は、大々的に市場統制をはじめる。