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「7月に行われた代議員選挙の期間中に、選挙ポスターが破られる事件が相次いだことが、指示のきっかけだ」

こう語るのは、RFA慈江道(チャガンド)の内部情報筋だ。破られたポスターには、金正恩氏の顔などは描かれておらず、選挙日と「全員投票、全員賛成」のみ書かれているが、北朝鮮当局はポスター破損を、当局への重大な挑戦とみなしたようで、容疑者の摘発と厳罰を非公開で指示した。

選挙後、政治ポスターの破損事件は、しばらくは鳴りを潜めていたが、最近、再び増加しはじめた。両江道の内部情報筋によると、平壌郊外の平城(ピョンソン)で、9月9日の夜に「ポスター落書き事件」が3件も発生した。

ポスターには「9月9日の共和国創立70周年記念日を勝者の大祝典で輝かせよう」と書かれていたが、「勝者」の文字が消され「敗者」と落書きされたという。