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健康食品が中国の消費者から歓迎されない一方で、塩干物を扱っているブースには多くの人が押しかけていたようだ。500グラムで3600元(約6万8000円)もする「高級干しナマコ」が飛ぶように売れて、一人で2セット、3セットと買い込む人もいた。

北朝鮮産の海産物人気について、平壌に駐在する吉林省貿易代表処の関係者は、KOTRAのインタビューに次のように答えた。

「中国市場では、北朝鮮の海産物はオーガニックというイメージが強い上に、東北と山東省ではナマコが特に好まれるためによく売れている」

「北朝鮮を訪れた観光客で、お土産に干しナマコを買う人が多い」

「北朝鮮産は中国産と価格は同等だが、質がよいためお得だ」

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北朝鮮産の海産物が、意外なことに中国市場で人気があることは、デイリーNKジャパンでも以前報道した。中国のネットショッピングモール「タオバオ」でも北朝鮮の干し魚、貝、カニなどが大々的に売られている。北朝鮮が、この「オーガニック」というブランドイメージを守ることが、他の製品の評判にも繋がるだろう。