北朝鮮の朝鮮中央通信は28日、金正恩第1書記が、新しく建造した豪華レジャー船「ムジゲ(虹)」号を視察したことを報道した。

ムジゲ号を現地視察する金正恩氏/2015年9月28日付労働新聞より
ムジゲ号を現地視察する金正恩氏/2015年9月28日付労働新聞より

同通信によると、ムジゲ号は、食堂をはじめサービス施設と文化厚生施設が備わった「総合サービス船」であり、延べ床面積は1万1390余平方メートル、長さは120メートル、幅は25メートル、排水量は3500トンを誇る。また、「ムジゲ」という名称は、金正恩氏によって命名された。

金正恩氏は、ムジゲ号を見て回りながら「人民が多く訪ねるサービス拠点としてにぎわうだろう、船に乗って大同江を遊覧しながら笑いさざめく人民を思うとたまった疲れがほぐされる」と語りながら「10月10日前に営業を始めろ」と指示した。

ムジゲ号を現地視察する金正恩氏/2015年9月28日付労働新聞より
ムジゲ号を現地視察する金正恩氏/2015年9月28日付労働新聞より

労働新聞の写真や、遊覧船についてのコメントなどから、金正恩氏は上機嫌だったと見られるが、いつもに比べるとヘア・スタイルが若干乱れているようだ。

視察には、実妹の金与正(キム・ヨジョン)氏のほか、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)氏、金己男(キム・ギナム)氏、金養建(キム・ヤンゴン)氏、呉秀容(オ・スヨン)氏、趙甬元(チョ・ヨンウォン)氏、ホン・ヨンチル氏が同行した。

朝鮮中央通信の報道全文は次の通り。

金正恩元帥が総合サービス船「ムジゲ」号を視察

【平壌9月28日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党第1書記、共和国国防委員会第1委員長、朝鮮人民軍最高司令官の金正恩元帥が、新しく建造した総合サービス船「ムジゲ(虹)」号を視察した。

金正恩元帥は、食堂をはじめいろいろなサービス施設と文化厚生施設を具備した総合サービス船を立派に建造して玉流橋と大同橋の間に浮かべればわが人民にもうひとつの文化休息の場所を与えるようになるとし、数回にわたって設計も指導し、建造において提起されるすべての問題を自ら解決してやっただけでなく、船の名を「ムジゲ」号と命名した。

一度に1230人余りの客が朝鮮民族料理と世界的に有名な料理のサービスを受けながら風光明媚な大同江を遊覧できるように建造された「ムジゲ」号の延べ床面積は1万1390余平方メートル、長さは120メートル、幅は25メートル、排水量は3500トンである。

4階からなっている「ムジゲ」号には、民族料理食堂、コーヒー店、清涼飲料店、会食室、宴会場、ベルト・ブーフェイ(※ビュッフェ食堂のこと)食堂、野外デッキ食堂、回転展望食堂、商店など近代的なサービス施設が立派に具備されている。

金正恩元帥は、総合サービス船「ムジゲ」号を見て回りながら建造の実態とサービスの準備状況を具体的に調べた。

総合サービス船「ムジゲ」号の設計と内外部の施工が最上の水準でよくできたとし、すべての要素が非の打ち所がなく、造形化、芸術化が高い境地で実現されたと大きな満足の意を表した。

特色ある円形エレベーターを配置したのもよく、階段も円形に施工したがよくできている、特に4階に設けた回転展望食堂がすばらしいとし、ここでふかんする平壌の姿が見ものだと述べた。

金正恩元帥は、総合サービス船の収容能力が大きいだけに、原材料の保障対策をよく立ててこそ正常運営できるとし、そのための恩情深い措置を講じた。

金正恩元帥は、総合サービス船「ムジゲ」号は人民が多く訪ねるサービス拠点としてにぎわうだろう、船に乗って大同江を遊覧しながら笑いさざめく人民を思うとたまった疲れがほぐされる、このように人民に与える富をひとつ、ひとつ築く時が自身にとって一番うれしいことであるとし、10月10日前に営業を始めろと指示した。

金正恩元帥は、総合サービス船「ムジゲ」号の建造を通じてもわれわれがすべての領域において世界的水準に上がることができるという自負心を持つようになるとし、わが人民に文化的かつ裕福な生活を享受させるには今後、建設するすべてのサービス施設を「ムジゲ」号の水準にしなければならないと強調した。

黄炳瑞、金己男、金養建、呉秀容、趙甬元、ホン・ヨンチル、金與正の各氏が同行した。

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